犬・猫の病気で一番多いのは皮膚・耳の病気です。若い頃はアトピー性皮膚炎、高齢になると内分泌疾患による皮膚病などもあります。クセのように毎日舐めている・顔を擦り付けるというのは痒みがあるためかもしれません。
治療はシャンプー・外用薬・内服薬と数多くありますが、飼い主様に行っていただくことが多いためどの治療が一番合うかよく相談していきましょう。薬浴も受け付けております。
高齢になっても綺麗な口腔環境をキープしていくことは全身の健康のためにも重要です。乳歯遺残のケアや歯磨きの仕方から歯石除去・抜歯処置までしっかりと対応していきます。歯周病はワンちゃんよりも猫ちゃんの方が多いためどちらにとっても重要な病気です。
動物は7歳を超えると人で言うシニア年齢になります。 この頃から腫瘍などの病気も出てきます。治療は手術・抗がん剤治療と負担のかかる治療が必要になってくるため飼い主様の決断が必要になってきます。リスクも十分に説明させていただいた上で納得のいく治療を選択できるようにゆっくりと相談していきましょう。
特に小型犬・猫では心臓の病気がとても多いです。特徴的な症状は呼吸が荒い・咳ですが、散歩を嫌がる・急に年を取ったように感じるなどは心臓病の初期症状の可能性があります。また、猫ちゃんでは心臓での症状はあまり出ないためシニア世代になってからは定期的な心臓のチェックをおすすめします。
若い頃の嘔吐・下痢は主に寄生虫が原因であることが多いです。 1歳超えてからは胃腸炎が多く、2,3歳以降は他の疾患によって消化器症状を認めることがあるためしっかりした検査(血液・超音波)をおすすめします。
目はとても綺麗な臓器です。視えるというのは当たり前な事ですが神秘的なことでもあります。涙やけ・目ヤニ・眩しそうにするなど飼い主様が気付きやすい所ですので毎日しっかりと見てあげてください。何かお気づきの点があればお気軽にご相談ください。
先天性の骨格異常・シニア世代からの骨格靭帯の問題・神経による問題など多くの原因によりビッコ、麻痺などの症状が出てきます。 立ち方、歩き方、筋肉の付き方、画像診断などから原因特定・治療を行っていきます。院内では症状を隠してしまうこともあるため、ワンちゃん猫ちゃんの頭から尻尾まで入っている目線の高さの動画があると診断に役立ちます。
痙攣は突然やってきます。足の麻痺・脳神経検査での大まかな病変の特定が可能です。確定診断には全身麻酔が必要なMRI検査が必要ですが、まずは治療から実施していくこともあります。特発性てんかんでは、お薬でのコントロールにより今までと変わらない生活を送れるようになります。